はてのえす

時には深く多趣味な人生を歩んでいます

平林 初之輔 秘密
海野 十三 三十年後の東京

坂口安吾さんの『恋愛論』を読んでみて

恋愛論

 

 

 

読者のみなさん こんにちは

今回は

坂口 安吾 著

Sakaguchi, Ango

恋愛論

 

を拝読させて頂きましたので

筆者の感想や、感じた事を記事に

していきます。

 

恋愛論

青空文庫で読むことが出来ます。

オススメです!

www.aozora.gr.jp

読者のみなさんは【恋愛】について

考えたことはありますか?

一口に【恋愛】と申しても

様々な形、対象、気持ち

あると思います。

 

昨今では【多様性】から

本当に『様々』な想いが

溢れていますね。

とても素晴らしいと思います。

 

そんな時代に筆者は

こちらの作品に

出会いました。

 

 

 

 

恋愛論の内容はやや難解

ではあります。

もちろん【恋愛】という

人生の鍵=難しいテーマ

坂口安吾さんの視点で解説していますので

当たり前とも言えます。

しかし名言が随所にあり、

とても読みごたえが

ある内容となっています。

 

読み終えた後【恋愛】という

枠組みに捕らわれず読者それぞれが

少しずつ違った感想を抱く、とても

不思議な作品です。

そしてその感想は千差万別。

どれもが間違えではないのが

素晴らしいところ。

 

この作品は

30分程度で読み終える

ことが出来ます。

 

今回の記事において作品の内容に

 面が多くなっています。

    先に坂口安吾 恋愛論

 に目を通して頂けると安心して

 読むことが出来ます。 

 

 

 

 

 

 

掴み所のない物

 

 

こちらの作品には、

奥ゆかしさ、解釈の違い

といった深い意味

持つ文章がよく登場します。

 

これはまさに【日本語】という

言語の複雑でいて繊細な面を

表しています。

それでいて何字か違えば

ニュアンスが少しずつ変わってく

不安定さ、その雰囲気に

感化され分かったような

気持ちになる。

振り返ってみると不思議な言語

だと言えます。

 

 

 

日常''それら''を統一しているのが

一定の【常識】であり

その範囲内で言葉を感情を

理解しているのが

自分たちです。

 

作品の冒頭には上記の内容を

最初に【恋】【愛】

【言語】を交えて、

読者に訴えかけています。

 

 

 

目に見えない感情を説明する為

掴み所のない’’物’’を説明する為

 

色々な意味があると思いますが

恋愛論を読む上での心意気

を感じ取れて、その後の

内容により一層

深みが増しました。

 

 

何を残したのか

 

 

生物の一生とは

生まれてきたから死ぬのみ

 

と言ってしまえばそうなのかも

しれませんが、

それだと無意味である

作品内で語られています。

 

それを受けて筆者は

何をしてきて

どんなことを残してきたのか

その中身、過程

重要であると感じました。

 

またそれは、

誰に言われるのではなく

自分自身の中に''答え''

存在する物であるという

【メッセージ】へと

変換されています。

 

 

 

それでは作品の最後にある

争わざるを得ないもの

【魂の孤独】

とは一体何なのか?

 

個人的の意見ではありますが

それは

知ること(知識)で

見解、世界が拡がる

 

ことだと思いました。

 

色々なことが広く知ることが出来る反面

それは際限ない追及でもありますし

よりリアリティに物事を見てしまう。

時にそれは''損’’をしてしまうことにも

繋がる訳です。

 

 

 

その作中にある

『大いなる悪魔』

筆者の意見も含めた

【概念】の様な

ものなのでしょう。

 

複雑ではありますが

このような考えは

こういう時ではないと

出てこない物です。

 

読者のみなさんは

どう思いますか?

 

考える ピース

 

 

自分の哲学

 

 

時には失敗するし

大きな壁を目の前に

することもあるでしょう。

しかし、それは

これまでの【過程】

が生み出した【問題】

 

その問いが認識できている

からこそ成長ができる。

そのような各々の

『哲学』が人間としての

厚みをもたせて

くれるのでしょう。

 

 

 

【恋】や【愛】においても

自分の哲学が大いに発揮される

場面もあり、人間同士の

擦り合わせに繋がっていく物だと

感じました。

 

 

最後に

 

 

こちらの作品は

【恋愛】についてが主のテーマなのは

不変的な物であり、もちろんのこと

それに沿った内容ではありますが

そこを超越した考えを

魅せられる

良い作品でした。

 

記事の冒頭でも触れていますが

【多様性】について考えた時に

基本的な考えとなるのかなぁとも

感じます。

 

 

本当に本当の最後になりますが

実は『気づかないこと』

一番の幸せであるとも

思いました。

 

ここまで読んで頂き

ありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう。

 

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