はてのえす

時には深く多趣味な人生を歩んでいます

平林 初之輔 秘密
海野 十三 三十年後の東京

海野久作さんの『創作人物の名前について』を読んでみて

創作人物の名前について

 

 

 

読者のみなさん こんにちは

今回は

 

夢野 久作 著

 Yumeno, Kyusaku

 

創作人物の名前について

 

 

 

を拝読させて頂きましたので

筆者の感想や、感じた事を記事に

していきます。

 

『創作人物の名前について』

青空文庫で読むことが出来ます。

www.aozora.gr.jp

夢野久作さんと聞いて、ピンッとくる

読者の方もいるのではないでしょうか

代表作は『日本探偵小説三大奇書』で

お馴染み『ドグラ・マグラ』です。

そんな作者の脳内の一片。

 

ちょっと、知りたくないですか?

 

『創作人物の名前について』は

夢野久作さんが小説を書く上での

【愚痴】が書かれています。

内容は小説や物語ではなく、

一種のエッセイです。

小説家たる苦悩の連続は非常に

興味深いでしょう。

 

内容は15分程度で読み終える

ことが出来ます。

 

※今回は記事において、あらすじや大きなネタバレは含みません。

 

 

夢野 久作

本名・杉山泰道。右翼の大物・杉山茂丸

の子として生まれ、はじめ農園経営に

従事。僧侶、新聞記者などを経て、作家に。死の前年に書かれた

大作『ドグラ・マグラ』をはじめ、

怪奇味と幻想性の色濃い作風で

日本文学にユニークな地歩を占める。

引用:https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2138.html

 

 

 

 

 

 

 

私達ができること

 

 

物語を書く上で登場人物というのは

抜かすことのできない不可欠な要素です。

私達が何気なく

読んで、見て、触れている

コンテンツには

"それら"は常々に

散りばめられています。

 

漫画に、ドラマに、映画に

 

沢山の創作物が、溢れる世の中で

そこに注視して触れている

時間はどれ程でしょうか?。

 

 

『創作人物の名前について』

冒頭にはそれらを逆手に、

私達に訴えかけている

文があります。

もちろん"そこまで"を

考え詰める場合も

ないかもしれません。

(作者も読者も)

 

それでも少しでも

創作物に触れる際には

そこまでに到達したプロセス

理解する姿勢

必要であると感じました。

 

"それら"は何日もかけてたどり着いた

答えなのかもしれませんから。

 

 

ヒントの気づき

 

 

様々な条件や枠組みの中で

納得できる一つを決める為に

どうすればよいのか

 

"答え"を見つける為には

アンテナを張り巡らして

情報を引っ掛かるように

してなくてはいけません。

 

こちらの作品では

そこに至るまでの"やり方"

まとめられています。

 

 

 

もちろん題にもあるとおり

創作人物の名前についてを

主軸として書かれてはいますが

別の何かでも結局

同じことです。

筆者はこの作品を通じて

今まさにスマートフォンから

書いているブログについて

振り返る機会とさせて頂きました。

 

もっぱら最近は素敵な作品を読んで

それらから

貰えた感情を吐露しています。

 

 

 

まぁつまりは

1つの作品を通して

こんな見方もできますよ!

という1人の読者として

提案していきたい訳でして。

 

その為には

日常的に感情を豊かに

する癖をつける必要があり、

そうすることで

多角的な視点が得られる。

 

そう決心できる程にこの作品からは

ヒントがたくさんもらえます。

 

読者の方々も

この作品に触れる時間の中で

様々なヒントが得られる

ことでしょう。

ぜひ読んでみてください。

 

挑戦したい方へ

 

 

これから何かを

していきたい!

やってみたい!

という方にもオススメ

作品であると言えます。

 

何かを始める時の考え方、

視点への切り替えは

意識がスタートラインになります。

 

それは興味関心の幅が拡がった

ことと同じで、これまでの日常の

何気ない一コマが学びで

溢れることでしょう。

 

こちらの作品は

意識する癖のやり方

小説家目線で書かれています。

 

きっとこれから様々なことに

挑戦する方々への応用と

なることでしょう。 

 

 

最後に

 

 

最初はドクラ・マグラの作者として

どんな難しい内容なのかと

思いました。

しかし、いい意味で意表突かれました。

途中で笑ってしまう場面もあるくらい

フランクな作品になっています。

それでも今後の創作物に触れる際に

多大なるインパクトを

与えてくれる

作品なのは間違いないです。

 

朗読はこちら


www.youtube.com

 

海野さんが今の漫画に触れたら

どんな感想を話してくれるのか

知りたくて、少し寂しい気持ちになりました。

特にやや何でもありの異世界転生。

是非、読んでみて欲しい物です。

 

ここまで読んで頂き

ありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう。