江戸川乱歩さんの『赤い部屋』を読んでみて
読者のみなさん こんにちは
今回は
江戸川 乱歩 著
Edogawa, Ranpo赤い部屋
を拝読させて頂きましたので
筆者の感想や、感じた事を記事に
していきます。
『赤い部屋』は
青空文庫で読むことが出来ます。
オススメです
今回の作品ではとある
『トリック』が
使用されています。
狐につままれたような
気持ちになること、間違いないでしょう。
また最後には緊張感が一気に
解き放たれてある意味
【爽快感】が読者を襲います。
※今回の記事において作品の内容に
面が多くなっています。
に目を通して頂けると安心して
読むことが出来ます。
あらすじも含めて
簡単なあらすじ
という感じです。
【赤い部屋】という
不気味さを持たせつつも
その部屋の中で
どんなことをしているのか
興味をそそられる
あらすじです。
実際、その部屋の中で
これまで行われてきたのは
【異常な興奮】を満たす
何かでありまして…。
知りたいような
知りたくないような
そんなギリギリのラインの
雰囲気が最高ですね。
異常な空間の最後
【赤い部屋】で話される
内容は通常であれば
非難や卑下の対象です。
しかし、主人公が話す内容に
他の人物は興味津々です。
その空間だけで
行われる常識
【異常な興奮】こそ
求められる空間
くるりと
180度回転した世界観に
圧倒されます。
しかしいずれの人物も
人間であることに変わりはありません。
最後の場面では
【異常な興奮】を最も求めていたはず
なのに【手玉に取られ】
落ち着かない感情が彼らを
包み込んでいます。
非日常感
結局のところ
彼らは
非日常間を楽しみたい
という、時折出てくる
感情を満たしていただけだと
筆者は思います。
目の前の現実から目を背けたい
そういう感情もあるのかもしれません。
きっと自分たちが
求めていたのはまやかしであって
それを''空間''の描写で終える
表現の仕方は本当に最高です。
最後に
プロバリティー犯罪
=犯行がバレずに完全犯罪とすること=
そのテクニックが存分に味わえる
素晴らしい作品【赤い部屋】の
紹介でした。
もちろんオチの部分は
作中でしっかりと解説されていますので
モヤモヤすることなく、
読み終えることが出来ます。
読み終えてから
もう1度読んでみると
より鮮明に情景が目に
浮かんできます。
お時間あれば是非、2度読んで
みてください。オススメです。
朗読はこちら
ここまで読んで頂き
ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。