はてのえす

時には深く多趣味な人生を歩んでいます

平林 初之輔 秘密
海野 十三 三十年後の東京

自分を知ると人に優しくなれる話 

自己覚知 自分 相手

 

 

 

読者のみなさん こんにちは

 

今回の記事では社会生活で大切な

『自己覚知』に触れていきます。

 

あまり見慣れない単語ではありますが

知れば自分を振り返る良いきっかけになります。

 

また人間関係で悩んでいる時の

解決の糸口になる部分もあると思います。

 

 

 

 

 

自己覚知について

 

対人援助職では『自分を知ること』というのを

『自己覚知(じこかくち)』と表します。

やや専門的な単語ですね。

 

 

 

自分を知るということは

自分を見つめなおすということにも繋がります。

特に対人援助職の代表格

ソーシャルワーカーは常々、意識して

稼働しています。

専門性の1つといっても過言ではありません。

 

それだけ人と関わる上では必要性の高い内容であり

不可欠な考えであることが分かります。

 

医療・福祉・教育・介護

などのさまざまな業界で相談支援を行う専門職の総称

 

 

 

自己覚知の必要性

 

自分の色眼鏡

人と関わることは社会生活上では避けられません。

では、関わっていく時に何を基準にしますか?

 

日々の自分の経験、考えや感じ方に気持ちなど

を基準にする場合も多いのではないでしょうか?

 

 

 

時にそれらは『色眼鏡』として

相手を無意識に否定してしまい、対等な関係を壊してしまいます。

 

そこで自己覚知として

 

・自分はどのような感情になりやすいのか

・今、自分はどうしてそう思ったのか

・自分はどういう性格なのか

・どういう個性を持っているのか

・どのように考える傾向があるのか

 

 

といった『自分との対話』を行い

『色眼鏡』を持ちつつも中立的に

自分を理解していくことが必要となります。

 

 

 

たとえば…

 

食事を1日1食しか食べない人がいるとします。

一方で当たり前のように3食しっかりとした食事をとるべきと思っている人は

なぜ1食しか食べないのか疑問に思うでしょう。

 

やがて疑問が言葉になってしまい

直接「3食しっかりと食べなくちゃダメだよ!」と言ってしまう。

何か特別な事情があったかもしれないのに…。

 

 

 

解説

日々の経験の『3食しっかりとした食事をとるべき』という色眼鏡

から、相手の価値観を完全に否定してしまっています。

 

言われてしまった側はどう思うでしょうか?

このような状態では相手と良好な関係性は築けません。

 

しっかりと自己覚知を行えていれば

 

『自分は疑問を持つとすぐに言ってしまう性格だから、

 まずは相手の話を聞くようにしてから話そう。

 何か自分の知らない事情があるかもしれない』

 

と客観的に自分を落ち着かせることができます。

 

 

 

結果として自分への理解が、相手の理解に

繋がっていくのです。

 

自己覚知のオススメのやり方

 

やり方は人それぞれあると思いますが僕のオススメは…

『紙に書くこと』です。

 

思ったことや感じたこと等を書いていきます。

そうすると客観的に自分を振り返れますし

別の自分を見つけるきっかけにもなります。

 

最後に

 

『自己覚知』をしていくと自分の嫌な面と向き合う時も

あると思います。

しかし、否定してあげないでください。

それは今までの自分を守ってきてくれた考えでもあるので

『自分』として認めて受け入れてあげましょう。

 

 

 

その後に相手のことを理解してあげれれば大丈夫。

その時には人に優しい自分がいることに驚くと思います。

 

この記事が何かの糸口になれば幸いです。

おいしい紅茶でも飲んでゆっくりと自己覚知をしてみましょう。

 

ありがとうございました。